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魔女の城に近づいてしまい、魔女によってナイチンゲールに姿を変えられ、城に閉じ込められてしまったヨリンデ。 恋人のヨリンゲルによって元の姿に戻るシーンをイメージして描きました。
9820あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
年賀状は鳳凰を描きました。
(しょうもない裏話ですが「Felice anno nuovo」にかけて「Fenice anno nuovo」というイタリア語のダジャレも考えました)
憧れの紙パチカに憧れの箔押しで憧れのコスモテックさんがかっこよく仕上げて下さって、とっても嬉しい年賀状になりました!
パチカ加熱型押し+色箔押し、本当にかわいいです!
光によって見え方は様々ですので、持ち歩いていろいろ写真を撮ってみました。
暗い場所と白い背景ではハートだけがくっきり浮き上がって、明るい場所や色を背景にすると鳥も浮き上がります。でこぼこの手触りもハガキサイズでたっぷり楽しめます。
パチカという紙があること、加熱型押しという加工があって、その加工が上手な印刷加工会社さんがあることを知ってから、ずいぶん経ってしまいましたが、ようやくひとつ形にすることができました。
これからも、たくさんの人たちとの関わりの中で、ひとつずつ形にしていきたいです。そしてそれを誰かに喜んでもらえたら、とても嬉しいです。
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グループ展「実践装画塾修了展 6」は18日、無事に終了致しました。ご来場頂きました皆さま、気にかけて下さった皆さま、誠にありがとうございました。
いつか仕事をしてみたい、でも自分にできるかわからないし、どうやってきっかけをつかんだらいいのかわからないと、漠然と考えていた春先のブラック・アンド・ホワイト展の頃、この装画塾の塾生募集を知り、応募しました。
これまでギャラリーダズルさんのグループ展で、ご一緒させて頂いたイラストレーター皆さんの中に、こちらの装画塾の卒塾生の方が何人かいらっしゃったことも、受講を希望したきっかけでした。 装画塾の先輩の皆さんは、お仕事をどんどんされていますし、ご一緒させて頂いた展示でも、とても楽しそうにされていて、自信がなくてまごついている私にも、いつもとても親切に接して下さいました。 近くでお姿を拝見できる、実感できる目標として、先輩方の存在があったのだと思います。
それから受講を決めた当初、実際のデザイナーの皆さんが雲の上の存在に思えて、絵を見せた途端になにもかも喝破されてしまうんじゃないかと、勝手に恐怖心を抱いていたので、第一線で活躍されているデザイナーの先生方とお話できるのは、とてもいいことなのではないかと考えていました。
さて、入塾が決まり、5月のGW中に最初の課題が来てからは、とにかくたくさん描きました。 描いては講評を受け、いくつかはありがたいことに及第点を頂きましたが、いくつかはボロボロでした。 その度に、これまでなにげなく眺めていた、プロのイラストレーターの仕事の素晴らしさに、感服しました。 また、デザイナーの先生方がとても優しく、時に厳しく、率直に絵とそれぞれの塾生に向き合ってくれることに驚きました。 (おかげさまでだいぶデザイナー全般に対するだいぶ恐怖心が薄れました…。)
4分野のレクチャーを受けた後、修了制作は文芸の海外文学チームに振り分けて頂き、藤田知子先生にご指導を頂いて、小説「泉」上下巻用の装画を2枚描くことができました。 途中私はぐるぐると迷走してしまい、かなり途方に暮れていたのですが、先生はその度に道を示して下さいました。 本当にありがたいのと、ご指導を頂いてるのにさらに迷走してしまうので、とても申し訳ない気持ちになりました。
搬入で、本の形になった「泉」を初めて見た時はとてもとても嬉しかったです。
デザインでとても好きなところは、この部分です。 「泉」の小説の中では「子どもがいなくなってしまう」という重要なシーンがあるので、下巻の装画では走っている子どもの影を描き入れたのですが、それが装丁では半分に見切れていて、子どもの不在をこういう形で表現されたのか!と、とても驚きました。(プレゼンの時に先生にお聞きしたところ、それは偶然ですとのことでしたが…。)
「泉」上巻用装画
「泉」下巻用装画
展示の様子
絵の下のインフォグラフィックは絵の制作の過程をまとめたものです。 しっかり検証しないと絶対同じ間違いをまたやりそうなので、恥ずかしいので本当はお見せしたくないのですが、ちゃんと作りました。
展示全体の様子
どの作品もとても素晴らしくて、5月から一緒に描き続け、経過を知っている事もあって、12作品すべてが揃った景色は、いつもの展示よりも嬉しく、すてきに感じました。
これは藤田先生から、塾生全員へのサプライズプレゼントです。HPで公開しているイラストと、それぞれの作風に合う本を選んで下さって、装丁に仕立てて下さいました!嬉しいです! これは去年のブラック・アンド・ホワイト展に出品したハーレクインの絵です。ハーレクインはダイヤ柄のコスチュームを着ているので、黒白で描けるなぁというだけで描いた絵でしたので、文字をまとい、本の上に載った途端、絵が急に別の意味を帯びて、とても驚きました。 なんて不気味な絵なんだろうと、ひとごとのように思いました。 「死と砂時計」、とてもおもしろくて、あっと言う間に読んでしまいました!
搬出の後、塾生から講師の先生方と、ギャラリーの村松様にメッセージカードをお渡ししました。 私は講師の先生方の似顔絵とシャーロックのカンバーバッチを描きました。
先生方のご指導を頂けたこと、塾生の皆さんとご一緒させて頂いて、楽しい時間を過ごせたこと、とても幸せでした。 これからは、この貴重な経験を活かして次へ進みます。 それから先輩の皆さんのように、誰にでも親切でありたいです。
→泉 – キャサリン・チャンター/玉木亨 訳|東京創元社9827, 9826
9月13日(火)~ 18日(日)まで、青山の gallery DAZZLE さんのグループ展「実践装画塾修了展 6」に参加します。
実践装画塾修了展 6 会期:2016年9月13日(火)~ 18日(日) OPEN:12:00~19:00 ※最終日は17:00まで 会場:gallery DAZZLE 〒107-0061 東京都港区北青山2-12-20 #101 → 実践装画塾修了展 6 gallery DAZZLE
gallery DAZZLEさん主催の、装画塾の修了制作展となります。 デザイナーの講師の皆さまに装画についてご指導頂き、12人の塾生イラストレーターが4分野に分かれて装画を描きました。 模擬装丁、イラスト、制作過程を展示致します。 先日装丁の印刷のようすを見学させて頂きましたが、どの作品もとっても素晴らしい刷り上がりで、早く本に掛けたところを見てみたくなりました。 私は翻訳小説「泉」の装画を描かせて頂きました。 お近くにお越しの際は、どうぞお立ち寄り下さいませ。
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