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絵と意匠

2024年3月月報

昨年このブログに三本の記事を書き、タイトルが思いつかなくて『○月のらくがき』とつけていたのですが、「らくがき」という言葉がなんだかしっくりこないので、年明けからは月報にしよう、なにかしら月一で記事にできることをやろう…と、ぼやぼやしているうちに2024年も四分の一が過ぎてしまいました。

3ヶ月分をまとめます。月報といいながら端から四半期報です。

まず、年賀状はこんな感じでした。
今年は描き下ろしを断念して、過去作品を流用しました。


1月から3月半ばまでは、お仕事でたくさん絵を描かせていただきました。
去年の今頃は暇を持て余していたので、とても嬉しかった。

お仕事のひとつは、5月か6月ぐらいに形になります。
途中経過を拝見したのですが、本当にすてきでした!
とてもよいものになると思います。


もうひとつのお仕事では、濃いハッチングでの描写をご指定頂き、とても新鮮に感じました。

私は今まで薄く軽やかなハッチングこそ、技術的に優れたいい線だと思っていました。
それは私が線を濃く重ねる時に、形の見極められなさや、技術の未熟さを隠しているような気がしていたからです。
しかし絵に黒さを求めて頂けた時、この絵肌は個性のひとつなのかもしれない、と感じました。
このお仕事は続くので、この先どのような絵が描けるのかとても楽しみです。


自主制作は一点。本の中を旅する人シリーズの三人目ができました。
これは12月の記事にも書いていたおじいさん。
上半身から描き始めたら紙が足りなくなったので、紙を継いで下半身を描いたらとても長くなってしまいました。

一応栞なので、本に挟んで写真を撮ろうとしたら、A5判でもはみ出したので、漱石全集に挟んでみました。
写真のページは『京に着ける夕』。
こんな髭のおじいさんはまったく出てきませんが、漱石の亡き友子規との思い出と、子規へのあたたかい気持ちが溢れていて、とても好きなエッセイです。


それから、『イラストレーションファイル2024(玄光社 2024年3月29日発売)』下巻247ページに掲載して頂きました。
多くの方にご覧いただき、お仕事につながったら嬉しいです。
掲載をご快諾くださった関係者の皆さま、ありがとうございました!

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