このところ重めの絵を描くことが多く(重めの絵も描いていてとても楽しいのですが)、反動で明るい絵を描きたくなりました。
イラストレーション「Happy weekend」この太い線はガラスペンで引いています。
ガラスペンは見た目がとても美しいので、画材というよりは、その物を楽しむ筆記具だと思っていました。
しかし実際使ってみると線がとても引きやすく実用性を感じます。
太い線で描かれたイラストレーションにずっと憧れていたのですが、直感的に太い線が引ける画材が見つからず、いろいろと試行錯誤していました。
例えばラピッドグラフの2.0は、紙に当てる角度を一定に保つ必要があるようでうまく扱えず(廃番になったようです)、ペン先が丸いカリグラフィーペンは持ち方が悪いのか指の関節に負担がかかる気がしてしっくりきませんでした。
(仕事で太線で描く時は、ラピッドグラフ(0.1)で太線の表面を縁取って中を塗る、という、とても手間のかかる方法を取っていました。)
ある時偶然Instagramでガラスペンでの作画の動画を見て、思っていたよりもずっと流麗な線が引けることに驚きました。
さっそく取り寄せてて使ってみたところ、ガラスペンは金属のペンと違い、反動が少なく、適度に線の表面が揺れるところが気に入りました。
あとは相性のいいインクを見つけること、たくさん線を引くことでもう少しよくなりそうな手応えがあります。
イラストレーション「Happy weekend 2」作品として取り組んでいる絵とは少し毛色が違いますが、技法や画材をテストするために描いている絵や、その場の思いつきで描く絵があります。
これまでそういった絵はSNSに投稿していたのですが、ブログにもまとめを載せることにしました。
SNSは気軽に投稿できて、リアクションも頂けるので、励みになっていましたし、プラットフォームがユーザの情報をビジネスに利用しているのもわかっていたのですが、投稿画像がAIの学習素材にされるというのを知って、SNSを気楽に利用する気分ではなくなりました。
SNSの投稿画像には「Glaze」を使うことにして、らくがきはテイストがバラバラなのでアーカイブしづらいのですが、せめて自サイトのブログにまとめておきたいと思います。
手間はかかるけど頑張ります。
オニオオハシ
マスキングインクのテストのために描きました。
私の使っている水彩紙では、広範囲に塗布すると、剥がす時に紙の表面ごとビリビリに剥げてしまうので、
マスクするギリギリまで紙とマスキングテープで多い、マスキングインクを使う範囲をなるべく少なくしておく、という方法がよさそうです。
イラストレーション「オニオオハシ」
音楽好きのペンギン
太線のテストのために描きました。
中高生の頃はタワーレコードのショッパーに憧れていました。
イラストレーション「音楽好きのペンギン」今月は2点。どちらも鳥でした。