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絵と意匠

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まいまい堂個展「青い時」無事終了しました

昨日、個展「青い時」が無事に終了しました。たくさんのご来場本当にありがとうございました!
お客様が原画をご覧になって、楽しそうにして下さったり、驚いて下さったりしている様子を拝見できてとても嬉しかったです。
気にして下さった皆さんにも心より感謝申し上げます。

正直なところ、DMに「お越し下さい」「でも時節柄ご無理なさらず」と書かなければならない状況にぐったりしていたのですが、それでも来て下さるお客様がおられるなら、絶対退屈させない展示内容にしなくては!と質と量にこだわりました。

並んだ絵を見て、またご覧下さるお客様の様子を拝見して、お仕事で血眼で描いた絵も、落ち込んで描いた絵も、どれもちゃんと展示する意味があったと思いました。
たくさんサポートして下さったギャラリーの皆さま、すてきな差し入れをして下さった皆さま、本当にありがとうございました!


とても個人的な余談なのですが、大切な仕事のひとつに、宣伝美術のイラストレーションを担当させて頂いた『タージマハルの衛兵』(新国立劇場・2019)という作品があります。
インドのアゴラ、建築中のタージマハルの前に立つ二人の衛兵が主人公の二人芝居で、描く前に戯曲を拝読して、昔のインドを舞台にした戯曲にも関わらず、現在の私達が置かれている状況に通じるストーリーに強い衝撃を受けました。

実際の舞台はさらに素晴らしく、美しく、衝撃的で、忘れられない観劇体験となりました。

上演後、また2回のテレビでの放映後、ご覧になった皆さまが「追い詰められた主人公の二人にはジャングルに逃げてほしかった」とSNSでかなりたくさん書かれていたのを拝読していました。
私もそう思いましたし、同時に二人がジャングルで生き抜くことは容易ではないとも思いました。

2020年にコロナ禍が始まり、私のいた環境も大きく変わりました。
詳しいことは書きませんが、腕に痛みが出て、これはもう長年安全だと思っていた場所から逃げなくてはならない、と感じました。その時に思い浮かべていたのが『タージマハルの衛兵』でした。
逃げなかった場合の結末は、おおよそ『タージマハルの衛兵』と同じで、私は大切なもの、主に絵を描くことを失うだろうと感じました。
それでは逃げた場合は?これについては悲観的になっていたせいか参照するものが思いつきませんでした。
それでも、私はフマユーンがバーブルの手を取り逃げなかったことから教訓を得て、活かさなくてはならない。
作品に力をもらって、以前の私(一緒に観劇した友人と感想を話し合っていて、「本当に君はフマユーンだ…。」と言わしめました。)だったら絶対にしない決断をして、絵の手(というものはありませんが)を取ってジャングルへ行こうと決めました。

ジャングルに逃げた後はやっぱり大変でした。
気持ちが荒み、結局体調を崩しましたが、頂いたお仕事に取り組むことで少しずつ気持ちを立て直し、体調も徐々に良くなりました。

展示のお話しを頂いたのはその頃で、さすがに2022年の秋にもなればコロナ禍も収まっているだろうし、展示に向けての制作が心の支えになるだろうと開催を決めました。

さてご存知の通り2022年夏になってもコロナ禍は収まらず、展示の準備をしながら、何度も誰も来なかったらどうしようと心配していました。

しかし、準備のためにひさしぶりに引き出しから出した原画は、どれもモニターで見るよりもいきいきしていて、思っていたよりも自分が頑張って描いていたとわかりました。

搬入日、ヘロヘロになって準備を終え、ずらりと並んだ絵を見て、これは意外にも元気いっぱいな展示になったと驚きました。

また展示をご覧になって、喜んで下さっているお客様の様子を拝見できて、ここ数年のもやもやが少しずつ晴れていくのを感じました。

搬出後、OPAギャラリーのオーナーと奥様にあたたかい励ましとともに送り出して頂き、たくさんの贈り物と、原画を抱えて帰路につきました。
大荷物だったので座席指定の電車に席を買い、隣の席の方が親切にも大荷物を気遣って下さいました。
静かで温かい電車に揺られながら、もしかしたらこのまま描いていけるかもしれないと、一条の光が差し込んできたような気がしました。

ジャングルをいつまで、どこまで行けるかわかりませんが、ようやく少しずつ歩き方がわかってきたように思います。
また今回たくさんの心強い励ましのお言葉やご協力を頂き、一人寂しく歩いて来たと思っていたのは傲慢で、なかなかお会いできなかったとしても、お仕事でご一緒して下さる皆さまや、絵を見て下さる皆さま、家族も友人も心を寄せて下さっていたんだとわかりました。

また一歩ずつ進んでいきたいと思います。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

まいまい堂個展「青い時」

まいまい堂個展「青い時」DM

10月28日から11月2日まで、表参道のOPA galleryで個展「青い時」を開催します。
自主制作と仕事で制作したイラストレーションを展示します。

ここ数年にわたる「青い時」に、
あまり明るくない気分で描いた自主制作と
青い闘志を燃やす気分で描いた仕事の絵を並べます。

剣客、精霊、女性、子ども、ホラーと多岐にわたる展示になりそうですが、
どの絵も丁寧に描いたので、揃った景色を私自身見てみたいと思っています。

まだまだ大変な時期が続きそうですが、お楽しみ頂けたらとても嬉しいです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

まいまい堂個展「青い時」
2022年10月28日(金)〜11月2日(水)
11時から19時(最終日は17時まで)
在廊情報はTwitterをご確認下さい


OPA gallery
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-1-23-1F
TEL 03-5785-2646
表参道駅A2,A3出口徒歩5分

DMは今回も同期の狩野茜さんが本当にすてきに作って下さいました!
表面のタイトルロゴ周りの罫は↓「山あり谷あり」ということで、と言うので大笑いしました。

まいまい堂個展「青い時」DM 表面

まいまい堂個展「夜想曲集」

まいまい堂個展「夜想曲集」DM 11月に表参道のOPA galleryで個展「夜想曲集」を開きます。 今回の展示では、これまで描いてきたロットリングのモノクロームの線画に、カラーインクで色を加え、カラーの絵の制作に取り組みました。 夜の世界の仄暗い中に、ひっそりと息づくひとたちを描きました。 お越し頂けると幸いです。
まいまい堂個展 「夜想曲集」 2018年11月2日(金)〜7日(水) 11時から19時(最終日は17時まで) オープニングパーティー 初日 18時から20時 在廊情報はTwitterをご確認下さい
OPA gallery 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-1-23-1F TEL 03-5785-2646 表参道駅A2,A3出口徒歩5分
DMは今年のCRAWLのDMとポスターのデザインをして下さった専門学校同期の狩野茜さんが、とってもすてきに作って下さいました。嬉しいなぁ。
DMは仕事に帰りなどに配布をお願いして周っているところなのですが、現在はOPAさんを始め、 青山のタンバリンギャラリー様 原宿のギャラリー ルモンド様 桜上水のメガネコーヒー様 に置いて頂きました。 皆さま快くお引き受け下さり、また励まして頂いてとても嬉しかったです。 このコーナーは随時更新いたします。 まいまい堂個展「夜想曲集」DM 表
この展示のメインビジュアルのイラストは「始まりの終わり」というタイトルをつけました。 花の森を出て舞台に出てしまった女の子の戸惑う感じ、思春期の居心地の悪さをテーマに描きました。 始まりの終わり 9778

イタリア語のことわざ、慣用句小図鑑

グループ展CRAWL VOL.16「図鑑」に、DM原画と「イタリア語のことわざ、慣用句小図鑑 」を7点出品しました。 展示会場に掲示したキャプションと合わせてご紹介します。 Fidarsi è bene, non fidarsi è meglio. Fidarsi è bene, non fidarsi è meglio. 意味:信じるのはよいこと、信じないのはもっとよいこと
明るく陽気なイメージからは意外に思われるかもしれませんが、イタリアの人たちの冷静な物の見方を感じさせることわざだと思います。 話は少しそれますが、イタリア語にはfurbo(フルボ)という形容詞があります。辞書には「抜け目ない、ずる賢い」という意味が最初に書かれていますが、悪いだけの意味ではなく「賢い」「目端が利く」など肯定的な意味で使われることもあります。 このことわざに話を戻しますと、人でも物でも思想でも、対象を盲目的に信じるのはとても危険な事です。 しかし全てを委ねてしまえば、判断を任せる楽さや、一体感から高揚感を感じるなど、快感も多くあるのだろうと思います。 いつの間にか流されて、気づかないうちにそういう状態に陥ってしまうことはないと言い切る自信は私にはありません。 それでも、いきなり独立独歩の賢人になるのは難しいとしても、できるかぎりfurboに生きていけたらと思います。 Chi trova un amico trova un tesoro. Chi trova un amico trova un tesoro. 意味:友だちを見つけた人は宝物を見つけたのと同然
「信じるのはよいこと、信じないのはもっとよいこと」…とはいうものの、やっぱり人生それだけではありません。 あたたかくてシンプルで、とてもすてきなことわざです。 Finché c'è vita c'è speranza. Finché c’è vita c’è speranza. 意味:生きている限り、望みあり
説明は不要のことわざです。 Meglio tardi che mai. 意味:遅くともしないよりまし
Meglio poco che niente(ちょっとでもないよりまし)とあわせて、生活、制作における我がモットーであります。 この言葉から思い出す思い出話をひとつさせてください。去年休暇で行ったローマでバスと地下鉄のストライキがありました。 当日に決行を知ったので、一時間以上走ってイタリア語学校に行かなくてはならなくなってだいぶ焦りましたし、放課後に重い荷物を持って徒歩のみで市内を観光するのは大変でした(ローマは丘の街なので坂だらけなんです…)が、行使できる権利のひとつとして平然とストライキを受け入れている街を見ることができたのは、とてもよい経験でした。 ローマの先生に聞いた話によると、「8時から5時までがストライキで、その間地下鉄はすべて運休になるものの、バスは動かしたい運転手は動かしてもいい事になっていて(地下鉄と違って一人でも動かせるから)、ストライキの間でも時々来るよ」とのことでした。 3時まで粘って観光したものの、さすがに疲れて諦めてバスを待つことにしました。待つ間、あまりにこのふたつのことわざ通りのシチュエーションなので、いかにもへっぽこ道中だなぁとしみじみおかしく感じました。一時間以上待って満員のバスが来た時はとても嬉しかったです。 Essere buono come il pane Essere buono come il pane 意味:根っからの善人、心底温和な
直訳は「パンのようによい」、本当にとてもいい人を表現する時に使う慣用句です。 この言葉を知った時、「炊きたてのごはん」を連想しました。 あたたかくて、やわらかくて、豊かで、おいしい。 イタリア語のpaneには様々な意味があるので、勝手にごはんに置き換えた理解は浅薄でよくないと思うのですが、この言葉を目にするたびに、つい炊飯器を開けて湯気と香りの立つところを想像してしまい、あぁ、もうそれは本当に善い人だろうなぁと思ってしまいます。 In bocca al lupo! In bocca al lupo! 意味:幸運を祈るよ!がんばって!
これはことわざではなく、なにかに挑む人に対してかける言葉です。 直訳は「狼の口の中へ!」。言われた人は「Crepi ( il lupo ) !(くたばれ(狼)!)」と応じます。 大きな仕事の前や、イタリアにひとりで行く前などに先生がこう言って励ましてくれるので、その度に元気よく「狼くたばれ!」と答えては、不思議なやり取りだなぁと思っているのですが、どんな困難にぶち当たってもなにがなんでもやり遂げて生還してやるぜ!と気合いも入るので好きな言葉です。 Il diavolo non è così brutto come lo si dipinge. Il diavolo non è così brutto come lo si dipinge. 意味:心配事も実際は思っている程ひどくはない
直訳は「悪魔は、描かれているほど醜くはない」なので、描かれている美形の悪魔を描きました。 心配性よけのお守りとしてこのことわざを会社のデスクに貼っています。
このシリーズは線画を描いてからPhotoshopで着色しています。 DM原画はペンとカラーインクでしっかり描いたので、逆に制作時間をできるだけ短縮することを目的にしました。 私の趣味のひとつがイタリア語の学習なのですが、その学習を通して知ったおもしろいことわざや言い回しをテーマに、直訳したシチュエーションをそのまま描いたり、ことわざから思いついたシーンを絵にしたりしています。一応ラフの時点でイタリア人の先生のチェックを受けています。 思いついたのを少し捏ねただけで描いているので、打率があまり高くないというのが課題ですが、これも数を重ねて確度を上げるしかありません。 9785、9784、9783、9782、9781、9780、9779

CRAWL VOL.16 「図鑑」のメインビジュアルを担当しました

DM CRAWL VOL.16 「図鑑」イラストレーション 毎年参加しているグループ展CRAWLの今年のメインビジュアルを担当しました。テーマは「図鑑」です。 かっこいいデザインは同期の狩野茜さんにお願いしました! DM CRAWL VOL.16 「図鑑」 CRAWLのメインビジュアルは明るいものが多いのですが、「図鑑」という伝統的なイラストレーションのメディアがテーマということもあり、博物趣味を暴走させた仄暗い書斎を舞台にしました。 図鑑はハンディ版以外は、大抵大きく、重く、室内で閲覧されること、室内にありながら未知の世界を見せてくれる、精密な図版入りの本であることを念頭に置き、素晴らしい図鑑を眺めるならどんな舞台がワクワクするか、眺めて空想をたくましくするのはどんな人か、その人に絵を見る人が共感できるかをアイデアの中心にしました。 たくさんの物が置かれながらも、ごちゃごちゃし過ぎないように、左右対称の構図、整理された配色を心がけました。 CRAWL VOL.16 「図鑑」 会期:2018年8月15日(水)~19日(日) 会場:目黒区民ギャラリー CRAWL » CRAWL VOL.16 「図鑑」 9787

「装画の仕事」展に参加しています

gallery DAZZLEで開催される「装画の仕事」展に参加しております。 私は「鬼の家」の装画を出品しております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
DM-装画の仕事展 イラストレーターの装画の仕事、39冊の装画と書籍を展示します。 会期:2018年4月03日(火)~ 13日(金)(月曜休廊) 時間:12:00~19:00(最終日17:00まで) オープニングパーティ:4月3日(火)18:00~20:00 会場:gallery DAZZLE 詳細:「装画の仕事」展 gallery DAZZLE

Rosso e Nero

Rosso e Nero 赤と黒 タンバリンギャラリー主催 Human Museum 2017 出品作品。 9816

La sorgente 2

「泉」装丁

グループ展「実践装画塾修了展 6」は18日、無事に終了致しました。ご来場頂きました皆さま、気にかけて下さった皆さま、誠にありがとうございました。

いつか仕事をしてみたい、でも自分にできるかわからないし、どうやってきっかけをつかんだらいいのかわからないと、漠然と考えていた春先のブラック・アンド・ホワイト展の頃、この装画塾の塾生募集を知り、応募しました。

これまでギャラリーダズルさんのグループ展で、ご一緒させて頂いたイラストレーター皆さんの中に、こちらの装画塾の卒塾生の方が何人かいらっしゃったことも、受講を希望したきっかけでした。 装画塾の先輩の皆さんは、お仕事をどんどんされていますし、ご一緒させて頂いた展示でも、とても楽しそうにされていて、自信がなくてまごついている私にも、いつもとても親切に接して下さいました。 近くでお姿を拝見できる、実感できる目標として、先輩方の存在があったのだと思います。

それから受講を決めた当初、実際のデザイナーの皆さんが雲の上の存在に思えて、絵を見せた途端になにもかも喝破されてしまうんじゃないかと、勝手に恐怖心を抱いていたので、第一線で活躍されているデザイナーの先生方とお話できるのは、とてもいいことなのではないかと考えていました。

さて、入塾が決まり、5月のGW中に最初の課題が来てからは、とにかくたくさん描きました。 描いては講評を受け、いくつかはありがたいことに及第点を頂きましたが、いくつかはボロボロでした。 その度に、これまでなにげなく眺めていた、プロのイラストレーターの仕事の素晴らしさに、感服しました。 また、デザイナーの先生方がとても優しく、時に厳しく、率直に絵とそれぞれの塾生に向き合ってくれることに驚きました。 (おかげさまでだいぶデザイナー全般に対するだいぶ恐怖心が薄れました…。)

4分野のレクチャーを受けた後、修了制作は文芸の海外文学チームに振り分けて頂き、藤田知子先生にご指導を頂いて、小説「泉」上下巻用の装画を2枚描くことができました。 途中私はぐるぐると迷走してしまい、かなり途方に暮れていたのですが、先生はその度に道を示して下さいました。 本当にありがたいのと、ご指導を頂いてるのにさらに迷走してしまうので、とても申し訳ない気持ちになりました。

「泉」装丁並べたところ

搬入で、本の形になった「泉」を初めて見た時はとてもとても嬉しかったです。

「泉」下巻 ディテール

デザインでとても好きなところは、この部分です。 「泉」の小説の中では「子どもがいなくなってしまう」という重要なシーンがあるので、下巻の装画では走っている子どもの影を描き入れたのですが、それが装丁では半分に見切れていて、子どもの不在をこういう形で表現されたのか!と、とても驚きました。(プレゼンの時に先生にお聞きしたところ、それは偶然ですとのことでしたが…。)

「泉」上巻用装画

「泉」上巻用装画

「泉」下巻用装画

「泉」下巻用装画

展示の様子

展示の様子

絵の下のインフォグラフィックは絵の制作の過程をまとめたものです。 しっかり検証しないと絶対同じ間違いをまたやりそうなので、恥ずかしいので本当はお見せしたくないのですが、ちゃんと作りました。

展示全体の様子

展示全体の様子

どの作品もとても素晴らしくて、5月から一緒に描き続け、経過を知っている事もあって、12作品すべてが揃った景色は、いつもの展示よりも嬉しく、すてきに感じました。

これは藤田先生から、塾生全員へのサプライズプレゼントです。HPで公開しているイラストと、それぞれの作風に合う本を選んで下さって、装丁に仕立てて下さいました!嬉しいです! これは去年のブラック・アンド・ホワイト展に出品したハーレクインの絵です。ハーレクインはダイヤ柄のコスチュームを着ているので、黒白で描けるなぁというだけで描いた絵でしたので、文字をまとい、本の上に載った途端、絵が急に別の意味を帯びて、とても驚きました。 なんて不気味な絵なんだろうと、ひとごとのように思いました。 「死と砂時計」、とてもおもしろくて、あっと言う間に読んでしまいました!

搬出の後、塾生から講師の先生方と、ギャラリーの村松様にメッセージカードをお渡ししました。 私は講師の先生方の似顔絵とシャーロックのカンバーバッチを描きました。

先生方のご指導を頂けたこと、塾生の皆さんとご一緒させて頂いて、楽しい時間を過ごせたこと、とても幸せでした。 これからは、この貴重な経験を活かして次へ進みます。 それから先輩の皆さんのように、誰にでも親切でありたいです。

泉 – キャサリン・チャンター/玉木亨 訳|東京創元社

9827, 9826

La sorgente

実践装画塾修了展 6

9月13日(火)~ 18日(日)まで、青山の gallery DAZZLE さんのグループ展「実践装画塾修了展 6」に参加します。


DM「実践装画塾修了展 6」

実践装画塾修了展 6 会期:2016年9月13日(火)~ 18日(日) OPEN:12:00~19:00 ※最終日は17:00まで 会場:gallery DAZZLE 〒107-0061 東京都港区北青山2-12-20 #101  → 実践装画塾修了展 6 gallery DAZZLE


gallery DAZZLEさん主催の、装画塾の修了制作展となります。 デザイナーの講師の皆さまに装画についてご指導頂き、12人の塾生イラストレーターが4分野に分かれて装画を描きました。 模擬装丁、イラスト、制作過程を展示致します。 先日装丁の印刷のようすを見学させて頂きましたが、どの作品もとっても素晴らしい刷り上がりで、早く本に掛けたところを見てみたくなりました。 私は翻訳小説「泉」の装画を描かせて頂きました。 お近くにお越しの際は、どうぞお立ち寄り下さいませ。

Isola isolata

CRAWL vol.14「島」に参加しました。 ご来場下さいました皆さま、気にかけて下さいました皆さま、ありがとうございました! 全体のテーマの「島」(isola(イーゾラ)は孤立した状態(isolato(イゾラート))を連想させます。 そこで、水によってよそと隔てられた、ちょっとさみしい感じの絵を描きました。 1枚目は涙と女の子です。近いのに遠い。 2枚目は1枚目の泣いてる女の子が小さい島にいるところです。 3枚目、海ではなく舞台だった。 4枚目、舞台かと思ったら、雲を操る人のスカートだった。 5枚目もあるのですが、ちょっと納得がいかないので、また改めて作りなおそうと思います。 9831, 9830, 9829, 9828

Alfabeto -M, S, I, Q, V, F, R-

M is for Medusa
M is for Medusa from Greek Mythology
メドゥーサ

宝石のように輝く目を持ち、見たものを石に変える能力を持つ。頭髪は無数の毒蛇。 アテーナー等に手助けされたペルセウスに首を切られる。

S is for Siren
S is for Siren from Greek Mythology
セイレーン

海の航路上の岩礁から美しい歌声で航行中の人を惑わし、遭難や難破に遭わせる。 サイレンの語源とされる。

I is for Iris
I is for Iris from Greek Mythology
イーリス

虹の女神。 イーリスはヘーラーの忠実な部下とされ、しばしば神々の伝令を務める。背中に翼を持った姿で描かれる。

Q is for Queen of the night
Q is for Queen of the night from Opera The Magic Flute
夜の女王

オペラ「魔笛」より、夜の女王。 夜の帳から月と星を出しているところ。

V is for Venus
V is for Venus from Roman Mythology
ウェヌス

愛と美の女神。ギリシア神話におけるアプロディーテと同一視される。 父であるウラノス(天空神)をクロノス(農耕神)が追放する際、(いろいろあって)海の泡から生まれたとされる。

F is for Flora
F is for Flora from Roman Mythology
フローラ

ローマ神話の花と豊穣と春の女神。 彼女は花を支配する力を持つ。ユーノーはフローラの力を借りて、マルスを産んだとされている。

R is for Rapunzel
R is for Rapunzel from Grimm Fairy Tales
ラプンツェル

魔女によって森の中の入り口のない高い塔に閉じ込められた髪長姫。魔女はその髪をはしご代わりに塔に出入りしていた。スカートの裾には、彼女が閉じ込められるそもそものきっかけとなった、「ラプンツェル」の刺繍をいれました。


「Black&White」part 1は28日、無事終了致しました。
ご来廊頂きました皆さま、誠にありがとうございました。

今回はアルファベットシリーズを7点出品致しました。

9840, 9839, 9838, 9837, 9836, 9835

Black & White

アルファベットシリーズ 「R」

昨年に続いて、青山の gallery DAZZLE さんの企画展「Black&White」part 1 に参加します。


「Black&White」part 1

「Black&White」part 1 会期:2016年2月23日(火)~28日(日) OPEN:12:00~19:00 ※最終日は17:00まで 会場:gallery DAZZLE 〒107-0061 東京都港区北青山2-12-20 #101  → 「Black&White」part 1 _ exhibitions _ gallery DAZZLE


今回は、物語の登場人物とそのアトリビュートを、イニシャルの形で構成したアルファベットを描きました。 DMのイラストは「R」。グリム童話のラプンツェルです。

お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄り下さいませ。 どうぞよろしくお願いします。

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