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『赤い蝋燭と人魚』 シーン1
「そして、月の明るく照す晩に、海の面に浮んで岩の上に休んでいろいろな空想に耽るのが常でありました。(小川未明 『赤い蝋燭と人魚』)」
『赤い蝋燭と人魚』 シーン2
「お婆さんは、とぼとぼと家を出かけました。月のいい晩で、昼間のように外は明るかったのであります。お宮へおまいりをして、お婆さんは山を降りて来ますと、石段の下に赤ん坊が泣いていました。(小川未明 『赤い蝋燭と人魚』)」
『赤い蝋燭と人魚』 シーン3
人魚の娘は蝋燭屋の老夫婦に育てらます。
娘が赤い絵具で魚や貝や海草を描いた蝋燭は、山のお宮にあげてその燃えさしを身に付けて海に出ると遭難しないと評判になり、よく売れました。
『赤い蝋燭と人魚』 シーン4
「お婆さんは、蝋燭の箱を出して女に見せました。(略)女は箱の中から、真赤な蝋燭を取り上げました。そして、じっとそれに見入っていましたが、やがて銭を払ってその赤い蝋燭を持って帰って行きました。(小川未明 『赤い蝋燭と人魚』)」
『赤い蝋燭と人魚』 シーン5
「不思議なことに、赤い蝋燭が、山のお宮に点った晩は、どんなに天気がよくても忽ち大あらしになりました。(小川未明 『赤い蝋燭と人魚』)」
赤い蝋燭と人魚
2020/11/10
小川未明 『赤い蝋燭と人魚』から5つのシーンを描きました。
サイズ
w : 190mm ✕ h : 270mm
画材
製図ペン、カラーインク
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